仕事が出来るとか出来ないとか

 

 マンガやドラマで、仕事ができる登場人物やできない登場人物なるものがいます。「あの人、仕事できるよね。」とか、「あの人全然仕事できなくて、困ってるんだよ。」とか。

 

 私は、直接の経験がありません、そういう人達。

 

 幸か不幸か、私がこれまで職場でかかわってきた人たちはみな、できたりできなかったりしなかったです。なので、仕事が出来ない人がそばにいることで困ったことはありません。もっとも、仕事が出来る人がいることで困ることは想像できません。あ、でも、仕事が出来る人に対して嫉妬する人たちに巻き込まれたりして困ったりするのでしょうか?

 

仕事が出来ない人に囲まれるAさん

 ある職場で、私とは対照的に、仕事が出来ない人数名に囲まれている人がいました。仮にAさんとします。Aさんは女性で、仕事は営業事務でした。

 Aさんの部署には、もう一人営業事務の女性Bさんがいました。私は、違う部署で、この二人の所属する部署と仕事上かかわることがなく、AさんやBさんの仕事ぶりなども知りませんでした。

 ですが、部署は違えど、フロアが同じだったものですから、たまにはちょっと雑談することもありました。

 

 そんなある日、Aさんが珍しくBさんのことで愚痴をこぼしたんです。

「Bさん、手が空いているのに、請求書の束を、私に、『はい』って手渡して、頬杖ついてるんだよね。私、忙しいんだけど。いつもそうなんだよ。」。請求書の仕分けなんて、AさんとBさん、どっちがやってもいい作業です。なんなら、別の部署の人でもやれる単純作業です。なぜBさんはやらないのだろう?一事が万事そんな感じだったらしいです。しかも、まったく悪気はない感じでナチュラルにそうするんだとか。

 ささいなことのようですが、毎日そういうことが積み重なると相当なストレスになりそうです。

 

 また、会社には本支店間でのやりとりというものがありますね。

 Aさんは、他支店の担当者にも恵まれなかったようです。Aさんとやりとりのある、ある支店(Z支店とします)の担当者Cさんについても、Aさんは愚痴をこぼしていました。あるとき、AさんはZ支店にFAXをし、Cさんに電話をかけ、「FAXを流しましたので、ご確認よろしくお願いします。」と伝えたそうです。その30分後、Cさんから電話があり、「先ほどいただいたFAXですが、紛失しましたので、再度送ってください。」といわれたそうです。

 失くすの早すぎ。

 ちなみに、普段私はZ支店のDさんという女性とやり取りをしていたのですが、私がZ支店方面に出張した際には、このDさんからCさんの愚痴を散々聞かされました。そんなCさんとやり取りしないといけないAさんも気の毒ですが、毎日顔を合わせるDさんもつらいですね。

 Cさんは朗らかで、人柄の悪い方でもなんでもないのですが、圧倒的に仕事が出来なかったようです。

 

そんな私の仕事の出来

 そんな私は仕事が出来たのか、というと、以前書きましたが、一日の仕事がFAX一枚流すだけなのにもかかわらず、仕事が出来ると思われていました。しかも、この会社を退職する際には、別部署の方から、育ててみたいと思っていたと言われました。

 理由は不明です。暇すぎて仕事ができる片鱗なるものがあったとは思えません。

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