鼻の奥が痛い、膿の塊が出てくる、それって、上咽頭炎かも?
今回は、上咽頭炎(じょういんとうえん)について書こうと思います。
上咽頭とは、鼻とのどがつながっているところで、目視できない部位です。
なぜ、上咽頭炎について書こうと思ったかというと、私は長年、慢性上咽頭炎を患っていたからです。そして、「上咽頭炎」というものを知らなかったんです。皆様のよくわからない不調ももしかしたら「上咽頭炎」かもしれない、そう思い、この記事を書いております。
ネットでいろんなワードで検索しても、「上咽頭炎」にはたどり着けなかったんですよね。「上咽頭炎」や「慢性上咽頭炎」で検索すると、たくさんヒットするけれど、それって、知らなかったら、そのワードでは検索しないじゃないですか。
自分のこの鼻の奥の不調は一体何なのか。説明も難しいし、症状で検索しても出てくるのは副鼻腔炎ばかり。でも、耳鼻科では副鼻腔炎になっているとはいわれない(慢性上咽頭炎が原因で、副鼻腔炎になる人もいるらしいです。だから、上咽頭炎を治療したら、副鼻腔炎も治るケースも。)。
自分以外にも、こういう人たくさんいるんじゃないか?と思ったんですよね。
なので、「上咽頭炎」そのものについて書く、というより、あなたのそれって、「上咽頭炎」かもしれないですよ、と伝えたいがための記事です。「上咽頭炎」というものに、たどり着いてほしいな、と願いを込めております。
そんな私が、どうやって「上咽頭炎」にたどり着いたかというと、本屋さんでたまたま、「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」(著者:堀田修)を見かけて、もしかして・・・と思ったからなんです。
こういう偶然がなかったら、私は「上咽頭炎」にたどり着けなかっただろうと、本当に神様に感謝です。ネットでは出会えなかったので。だから、この記事の中にどんなワードを入れたら、皆様が「上咽頭炎」というものに出会えるかな、と祈りながら書いております。
「上咽頭炎」による主だった不調は以下のような症状です。
・鼻とのどの間の痛み
・鼻の奥の違和感
・鼻の奥の乾燥
・後鼻漏(鼻の奥から鼻水が下りる)
・痰
・咳
・首コリ
・頭痛
・倦怠感
などなど。
また、「慢性上咽頭炎」は、「原病巣」として、全身に悪影響を及ぼすことあがるそうです。例えば、
・腎臓病(腎炎や、IgA腎症など)
・皮膚病(乾癬、多型滲出性紅斑、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症など)
・自己免疫疾患
などなど。
上咽頭炎の治療は、EAT療法(上咽頭擦過治療)という治療法で行われます。
以前はBスポット療法と言われていた治療です。めっちゃ痛いです。
耳鼻科だったら上咽頭炎の治療をしているというわけではないので、注意です。上咽頭炎の治療をしている病院を探す必要があります。それは、ネットで検索できますよ。