政教分離制度についての誤解

 宗教政党に対して、いきなり「宗教政党政教分離に違反する」とコメントする人がとても多いのですが、みなさん理由を書いていないのですよ。結論のみかつ断言してます。

 

 宗教政党が認められないということは、信仰を持つ人たちの政治参加を認めないことであり、信教の自由を踏みにじり、逆に宗教に対する弾圧として、逆に政教分離違反になるという考えも成り立ちうるんですよね。

 

 信仰を持たない人だけが政治に参加できるって、それ共産主義国家と同じです。

 

 政教分離制度の趣旨は、宗教に対する国家の中立性を確保することで信教の自由の保障を強化することにあります。

 だから、国家が宗教を優遇することだけでなく、弾圧することもまた政教分離に違反することになります。

 

 ここで、「宗教政党が与党になったら、その宗教を強要されるのでは?」という心配があるかもしれませんが、この場合は「国家」の立場ですから、強要したら憲法違反です。

 また、国民はその宗教や宗教政党について情報収集して投票するかどうか検討すればいいのであり、その他の政党と同じことです。大事なのは政策です。

 

 アメリカ合衆国は、日本より厳格な政教分離ですが、大統領は聖書に手を置いて神に宣誓をしますね。これは、神の御心に従い政治を行うという誓いであり、政教分離の話ではないからです。

 

 日本人は、政教分離に対する誤解をしている人が多いように思います。

 日本では、「宗教」に対するアレルギーが強いですが、個人的な感情と、憲法問題は切り分けて考えましょう。

 

 というか、宗教に対してアレルギーがある方が、GHQの洗脳にはまってるだけですけどね。だから、宗教を日陰に追いやることにより、逆におかしな「宗教」(本当に宗教か?)がはびこり、さらに宗教アレルギーになるという悪循環に陥っていると思います。

 

 そもそも、日本の国体は祭政一致であり、日本は神国です。

 長い日本の歴史の中で政教分離制度は戦後の70年余りだけです。

 ホツマツタエによれば、日本の建国の理念は「恵民立国」だそうです。

 為政者は神の御心を心として、国家国民のために政を行うことを旨としていたのが日本の政治の本来の姿です。

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